nofollow属性は必要なのか

nofollow属性は必要なのか

自サイトに外部リンクを設定する際に考慮する「nofollow属性」。
どのように考えて、設定するかどうかの判断をすればいいか、整理する。

nofollow属性とは

特定のリンク先をクロールしないよう、検索エンジンに提示するための属性
以下のように記載する。

<a href="https://www.yahoo.co.jp" target="_blank" rel="nofollow">Yahoo! JAPAN</a>

nofollow属性を使うケース

リンクは自サイトに関連のあるページとみなされ、自サイトのリンクジュースをリンク先に渡す。
そのため、自サイトとは関係のないページをリンクすると、関係のないページが自サイトの評価を加味した評価がなされてしまい、関係のないページの評価を上げてしまうことになる。

また、有料ページへのリンクの場合は、自サイト側がペナルティを受けてしまい、評価を下げてしまうことになる

そのため、自サイトと関連のないページには、nofollow属性をつけるべきなのだ。

リンクジュースとは

日本語で言うと、リンクの影響力というような意味になる。

自サイトから外部サイトにリンクさせたとき、リンク先のサイトに与えるSEO効果のこと。
設置されたリンクから、リンク先サイトとの関連性や信頼性などの価値

検索エンジンがサイトを評価する際、「どのようなサイトからリンクされているか」という点が評価基準の一つになっている。知名度のあるサイトや昔からあるサイトなどからリンクされていると、そのサイトは評価が高くなる。

それは、リンクジュースが渡されることで、リンク先サイトは知名度のあるサイトと関連していて、信頼性があると判断されるのだ。

Google限定のugc属性とsponsored属性

2019年9月からGoogleの検索エンジンの仕様が変更され、nofollow属性の他に、ugc属性とsponsored属性が追加された。

これまでは、nofollow属性をつけると、リンク先はクロールしない仕様となっていたが、
2019年9月以降からは、nofollow 属性が付いたリンクでも、クロールして評価対象にする場合があるという仕様に変更になった。

そして、リンク先ページとの関係性をより明確にするための属性として、ugc属性とsponsored属性が追加されたのだ。

ブログのコメントやフォーラム投稿などのユーザー生成コンテンツのリンクはrel=”ugc”

広告へのリンクはrel=”sponsored”

を使用するとよいようだ。

nofollow属性もこれまで通り、利用できるし、nofollow属性をugcやsponsoredに変更していく必要もないとのこと。

ugc属性とsponsored属性の使い方

Googleだけの仕様なので、Bingなどではnofollow属性しか利用できないので、

sponsoredを記載する場合は、rel=”nofollow sponsored”のように、当面は2つ記載する必要がある。

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