モンテッソーリ教育を学ぶ

モンテッソーリ教育を学ぶ

5月から保育園に通い出したのだが、通っている保育園の教育方針が、モンテッソーリ教育ということで、どんなものか調べてみた。

モンテッソーリ教育の誕生と本質

モンテッソーリ教育は、1870年にイタリアのマリア・モンテッソーリという女性医師によって生まれた。
医学、生物学、心理学といった幅広い学問の土台の上に成り立ってる教育。

自分一人でできるように手伝うことがモンテッソーリ教育の本質。

子どもはすべてのことができるように生まれてくるのです。
もし、できないことがあるとすれば、物理的に不可能な環境にあるか、
どうすればいいのか、やり方がわからないだけなのです。

by モンテッソーリの主張

子どもの発達の4段階

0−6歳 – 乳幼児期

人生において最も重要な時期で、
「その後との長い人生を生きていくのに必要な80%の能力が備わる、人生において一番大切な時期」と言われている。

0−3歳を前期、3−6歳を後期に分けて考えられている。

前期は「無意識的記憶」の能力が高く、覚える努力や意思の力なしにすべてを素早くとらえ、永久的なものとして記憶できる。
後期からは大人と同じ「意識的記憶」に移行していく。
そのような特徴を考えると、「三つ子の魂、百まで」という諺もうなづける

6−12歳 – 児童期

安定した時期。
膨大な記憶可能になり、友達が一番、に変化する時期。

12−18歳 – 思春期

心身ともに大きく変容する不安定な時期。
周りから浮くことを恐れる。

18−24歳 – 青年期

社会に対して、自分がどう貢献できるか考える。
成長は安定している。

成長のサイクル

モンテッソーリ教育コラム第8回|オリックス生命保険株式会社
https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20191024.htm

「子どもは自ら成長し、伸びる力を持っている」と信じ、子どものやりたいことをさせてあげる環境づくりが大事。

  1. 自分自身が興味・関心を持って散策
  2. 成長させてくれる活動を自分で選択
  3. その活動に集中して、繰り返す
  4. 繰り返すことにより、満足感と達成感を得る
  5. 活動が上手になり、生きていくのに必要な能力を習得
  6. 「自分でできた」という自己肯定感の芽が育っていく

子どもの成長に大事な3つの敏感期

3つの敏感期が0−6歳の期間にあり、成長においてとても重要。

運動の敏感期

三本指を使って、子どもが集中して同じことを繰り返す
親指、人差し指、中指の3本指を動かしている時、神経細胞が最も活性化している。

秩序の敏感期

環境、習慣、子どもへの接し方などがいつもと同じであるということで子どもは安心する。
将来自分で活動する際の段取り力に繋がってくる。

言語の敏感期

口元をよく見せ、普段より高い声で、ゆっくり話す
実物を見せながら、たくさん話してあげることが大事。

第1段階:見たことがある
→ 0-1歳の間。アウトプットを求めない

第2段階:見たことがあり、名前も知っているが言えない
→ 物の名前がいくつか言えるようになったら、
  「りんごはど〜れ?」、「りんごをちょうだい」などと聞いていく。

第3段階:見たことがあって名前を知っていて言える言葉
→「これな〜に?」と聞いていく。

by セガンの3段階レッスンを活用した語りかけ

参考資料

0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!

モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方

マンガでよくわかる モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方

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