自分にとっての支払ってもいいお金とはなんだろうか。改めて考えてみる。
お金を支払う目的
お金を支払う目的としては、「自分のため」と「自分ではない誰かのため」の2つの目的がある。
自分のため
自分のためには、以下のような種類があるかと考えた。
- 実在するもの・・・・・・・・・嗜好品、電子機器、洋服など
- 実在するが消費されるもの・・・食品、日用品など
- 実在するものの中で動くもの・・スマホアプリ、電子書籍など
- 人が動く時間・・・・・・・・・医療費、交通費、工事費、修理費など
- ものを使う時間・・・・・・・・サブスクリプション、レンタル費、施設利用費、家賃、光熱費など
実在するもの
高価なものから安価なものまである
手元に残るもので、大切に使えば、一生使えるものもある
お金の使い道で一番満足感が得られるものだと思う
実在するが消費されるもの
日常的に購入するものでもあり、生活必需品でもある
できるだけ安価なものを選択する傾向があり、「自分ではない誰かのため」の目的にもつながっている
実在するものの中で動くもの
スマホアプリや電子書籍などの、実在するデジタル端末が使えなくなると合わせて使えなくなるもの
電子書籍の場合は、紙の書籍と同等価格で購入をしており、半永久的に読むことができるはずのものなので、
実在するものと同じ扱いで考えてもよいと思う
紙の書籍の場合は、破損や水没の可能性があるため、サービスが終了する可能性の低いサイトの電子書籍の方が安心とも考えらえる
人が動く時間
病気の治療や家の建築、機器の修理など、誰かにお願いして作業してもらうもの
自分でなんでもできればよいが、専門性がなかったり、手間だけかかってしまうようなものだと、お願いしてやってもらう方が早かったりする
ものを使う時間
最近は、自分のものにするよりも、レンタルや月額利用ですませるケースが増えている
所有欲がなかったり、メンテナンスや保管の手間を考えると、レンタルの方が良いと考えたりして、使用する時間に対価を支払ったりする
自分が欲しいもの、自分が必要としているものに対して、お金を使うので、
自分の価値観で財布の紐が硬くなったり、緩くなったりする。
ただ、できるだけ安く、他よりも良いものを選びたいという思いが強い。
上記の種類の中でも、以下のような順で財布の紐が固くなるように思う。
実在するが消費されるもの< 実在するものの中で動くもの < ものを使う時間 < 人が動く時間 < 実在するもの
自分ではない誰かのため
自分ではない誰かに向けた消費は以下のようなものがある。
- お祝い
- お礼
- 家族のもの
すべて相手を想い、お金を使う。
できるだけ喜んでもらいたい、恥ずかしくないものを贈りたいという、財布の紐が緩めな買いものになりやすい。
考察
贅沢は、自分がほしいものにお金を払う行為ではないか。
絶対必要ではないが、手にすることで気持ちが昂ったり、楽しい気持ちにさせてくれる。
購入体験自体が良い思い出になる。
倹約は、自分にとって必要最低限と判断したものにお金を払う行為だとおもった。
絶対買わないといけない、生活をするために必要というような理由で、選んだりしていて、
購入自体がルーティンのようになっていたりする。
倹約した買い物でも、購入体験を良い思い出にしてくれると、より楽しくなりそうだなと感じた。
自分でなんでも作れたり、なんでも用意できれば、お金を使うことはないが、
誰かにお願いをすることで、自分が気づいていなかった部分をサポートしてくれたり、自分ではできないような品質で提供してくれたりする。
結局、払うことで満足できるかどうかなのだろう。
自分で作って、誰もに頼まなければ、自分で作ることに楽しみが生まれればいいし、
誰かに頼むことで、自分で作る以上の品質やデザインにしてくれるから、お金を支払ってよかったと思うものだ。